寺子屋Q&A

鳥羽見寺子屋についてのQ&A

1.なぜ「寺子屋」なのか?

昔の「寺子屋」は、現代の学校のように年齢別の「一斉授業」ではなく、異年齢の子どもが集う寺子屋内で、寺子屋師匠と呼ばれる指導者がその子その子に合った指導を行ない、自分の力で学びを深める環境だったこともあり、その『学び舎(や)』精神を受け継ぐ場所にしたい、という願いを込めて「寺子屋」という名前をつけました。

また、昔の、地域の人たちが作った「寺子屋」のように、「地域の中で子どもを育てる」旗印にしたいという願いも込めています。
昔の寺子屋についての詳しい説明はこちら

2.塾などとの違いは?

塾はあくまでもビジネスの一つですが、「寺子屋」は社会貢献活動として行ないます。
そのため、塾のような「受験対策」などの個人の成果のためではなく、地域の子どもたちの「格差是正」「基礎学力向上」「人間教育」を目的として活動します。

指導内容は「学校の勉強をきちんと理解できるようにする(学校の補完)」が基本であり、その中で指導者(メンター)は、子どもたち一人一人の学習進度に応じた指導を行いながら、「学ぶ楽しさ」や「学ぶ習慣」を身につけさせていきます
昔の寺子屋、学校、塾等との違いをまとめた表はコチラ

もちろん、勉強が理解できている子で、もっと勉強したい、友だちと楽しく勉強したい、というご利用も可能です。

指導の形態としては、一般の塾では非効率のためあまり行われない、少人数制の補習型の学習指導の形で運営いたします(下図はイメージ)。手厚いケアがしやすいのと、「友だちと一緒に勉強できる」仲間感が出るので、楽しく勉強できると好評です。

3.利用料金が500円(税別)なのはなぜか?

寺子屋は社会貢献活動として実施するため、一般の学習塾と比較しても、はるかに低廉な利用料金となっております。なお、塾のように「入会費」「教材費」が追加となることはなく、利用料に含まれます。

お願いしている利用料金は「教材費」「通信費」等の『運営経費』となりますので、今後の経済状況の変化を想定して「外税」にさせていただいております。

なお、会場の利用料等の『設備経費』については、「鳥羽見学区連絡協議会 子ども育成対策委員会(キッズクラブ)」から支援を受けております。

4.利用料の支払いはどうすればよいか?

寺子屋は、固定された「月謝」制度ではなく、実際に利用した回数に応じた料金を、毎月月末締めで確定したのち、翌月月初~15日までにまとめて現金で支払っていただきます(料金はメールでお知らせします)。お子さまのお迎え時にお持ちください。

なお、初回の利用は無料ですので、1回(50分)だけの利用の場合は、料金の請求は行いません(継続して利用する場合も、初回分は無料です)。

5.だれでも利用できるの?

(※2019年度改訂)

鳥羽見学区の取り組みですが、「友だちと一緒に参加したい!」「寺子屋に来たい!」という声が多かったので、学区外の子も参加いただいております(鳥羽見学区の他、中学校区の二城、瀬古学区、近隣の守山、西城学区の子が来ております)。

対称学年は小学1年~中学3年に限ります。

6.supported by キッズクラブとは?

昔の寺子屋のように、地域が、地域の子どもたちのための「学び舎」を作り、子どもたちにとって「地域」が、「学校」「家庭」以外の第3の居場所となり、健全で快活な子どもを育成するため、「学区連絡協議会 子ども育成対策委員会(キッズクラブ)」が、鳥羽見寺子屋を「支援」しているためです。

※キッズクラブ主催の行事への参加を義務づけるものではありません。

7.運営は誰が行う?指導者は?

鳥羽見寺子屋の運営も指導も、下記人物が行います。

氏名:田中 聖斗(タナカ キヨト)

年齢:39歳  最終学歴:名城大学

職業:Delight Business代表。商品企画提案、ソーシャルビジネス企画運営、業務改善提案、プレゼン支援、Webサイト制作等を行なう企画系コンサルタント。家庭教育アドバイザーや、家庭教師もやっております。

経歴:大学で「まちづくりと教育」についての研究をしたのち、「人を導く仕事がしたい」という強い想いから、それにふさわしい人間性・スキルを身に付ける自己研鑽を積むことを考える。
「万巻の書を読み、万里の道を行く」という中国のことわざに習い、心理学など多種多様な学びを深めながら、それを生かすため、様々な場面で、従来にない新しい企画を行ない、人々の意識を変えて導く経験を積み重ねてきた他、若手社員の指導者(メンター)、従業員研修、社外セミナー講師などをやってまいりました。また、空いた時間に家庭教師もやったり、名古屋市の学校業務員として学校現場にいた経験もあり、教員との関係づくり、部活指導などで子どもたちとの関わりも多くもち、学校や子どもの「実情」にも通じています。これまで培ったことを元に、他ではできない/やらない方法で「子どもたちの学びを支援する場所」として鳥羽見寺子屋の運営にあたります。

ご縁があって鳥羽見学区でやることになった学区外(西区在住)の人間ではありますが、逆に、学区内の人間ではないので、人間関係に気をつかわず、子どもたちの指導に集中できると考えております(学校の先生と同じ理由です)。とはいえ、今後、地域のイベントごとがあれば、できるだけ参加したいと考えておりますので、その際はよろしくお願いします。

 

なおメンターは、江戸時代の寺子屋師匠と同じく「兼業」となるため、連絡は基本的にメール(当HPの問合せフォーム)でお願いしております。
ただ、寺子屋の会場内で何かあったり緊急の連絡ごとがある際は、予約時の連絡先電話番号にお電話させていただきますのでご安心ください。

「鳥羽見寺子屋」では、学校と違って「一斉に教える(=教師)」「一斉に講話する(=講師)」のではなく個別指導になるため、指導者の呼称については「導く人」の意味である「メンター」もしくは、通例通り「先生」で呼ばせております。

8.指導者を「メンター」と呼ぶのはなぜ?

鳥羽見寺子屋では、学校の授業を補完するスタンスをとっていますので、学校の先生が「教えた」ことを、また同じように一斉授業で教えるといったことは行わずその子その子の学習進度に応じて、必要なことを、必要なタイミングで「教え」、できるように「導く」という形の指導を行ないます

そのため、専門的な話を講じると言った意味の「講師」という言葉も使わず、「指導者」「指南者」に使われる「メンター」という呼び名を採用しております。
なお、「メンター」とは、「指示や命令によらず、対話による気づきと助言によって、自発的・自律的な発達を促す『メンタリング』を行なう人(出典:Wikipedia)」を意味するビジネス用語です、近年は、社内メンター制度を設ける会社や、プログラミング教室などにおいて使われることが増えています。

以上から転じて、鳥羽見寺子屋では、その子その子が成長するように「導く」存在として「メンター」を採用させていただきました。
(なお、江戸時代の寺子屋では指導者を「師匠」と呼んでいたようです)

指導についてのQ&A

1.ちゃんと教えてくれるの?

ちゃんと教えます!

ただ、「何が何でも教える」のではなく、「わかっていない部分を、わかるように教える」という言い方が正解かもしれません。

公立の小学校の場合、学校教諭(先生)は、文科省の検定済み教科書を使い、文科省が定めた『学習指導要領』で、子どもたちに「教える」内容が決められています。そのため、小学校の先生であれば、学年が上がったり、中学校に行ったとしても、同じく『学習指導要領』に従った授業の内容についていけるように、全員に、過不足なく、決められたことを教えることが求められます

しかし、人間、大人でも子どもでも、理解の速度や深さには個人差があり、これは学校の先生のジレンマですが、「ついて来れない子ができるだけ出ないように」しようとしても、絶対に出てしまうのが現実であり、補習塾や家庭教師と同じように、そこを補うのが『鳥羽見寺子屋』での個別指導となります。
そのため「教える」よりもまず、「観察」から入り、どこに問題があるのか「分析」したのちに、適切な方法で「教える」流れとなります

なお、上記のジレンマがあるため、学校の先生は「家庭学習」をさせるために宿題を出したりするのですが、家庭学習の『させ方』で苦心される親御さんも多いため、鳥羽見寺子屋では、その部分もフォローしていきたいと考えています。

2.指導者(メンター)に実績はあるのか?

中学受験用の指導はございませんが、家庭教師での補習指導の経験がございます。

「先生」のように専業でやってきてはいない分、社会人経験・人生経験が豊富なため引き出しが豊富で、「こうしなさい!」と押しつけることはせずに、その子その子に合った指導をチョイスできる柔軟性があります。学校業務員や部活指導の経験もあり、学校の先生ほどではないですが子ども集団の扱いも慣れております。

また社会人として、「とてもわかりやすい」と定評があった従業員研修やプレゼン経験、若手従業員の「メンター」としてモチベーションコントロールを数多くしてきた経験、研修や業務改善のプロとして「どこに問題があるのか?」「どうやったら改善できるか?」というプロセスを続けて実際に改善してきた経験が豊富で、それを子どもたちの「学びの支援」に活かすことができます。
また、ホームページ制作(寺子屋HPも本人によるもの)やプログラミングもできますので「論理的思考力」、原稿代筆なども行なっているため「文章力」「思考力」などを指導の中で自然に学ばせることもできます。

なにより、寺子屋はあくまでも「進学塾」ではなく、子どもたちの「学びを支援する」場所ですので、大切なのは、支援が必要な子どもたちに寄りそえる姿勢と、子どもたちを納得させられる説得力、「子どもたちを立派な人間に育てたい」という情熱だと思っております。

なお、実際の利用者の声の一部をご紹介させていただきます。

「本人にも話を聞きましたが、“とても楽しく、また参加したい”と言っております」

「“先生の説明は、わかりやすくて楽しい”と言っています」

「メールで頂けたように、(これまで抱えていた課題は)二人とも全くその通りでした」

「子供の様子まで詳しく連絡やアドバイスまで頂きありがとうございました。とても参考になりました」

「いただいたメールの内容は非常に的確で感動すら覚えました」

「普段からなかなか勉強を見てあげることができず、(中略)今回このような集まりに参加できる機会ができてよかった」

「担任の先生より、様子を詳しく教えていただき、驚いたとともに見ていただいてよかったと思いました」

3.そもそもなぜ、「メンター」なのか?

メンターについての解説は、「鳥羽見寺子屋についてのQ8.指導者を「メンター」と呼ぶのはなぜ?」に記載がございますが、寺子屋はあくまでも、学校を「補完」する場所です。

ですので、学校で「教えられた」ことを、復習させたり、定着させることがメインとなり、そのためには子どもたちの学習意欲を高められるよう、勉強に前向きになるよう、「導く」必要があります。

その際に、再度「教える」ことはもちろん行いますが、「教える」ことだけではなく、あくまでも子ども本人が「やる気になるような」「自信を持てるような」「楽しく勉強できるような」形に「導く存在」として『メンター』という言葉を採用しております(もっとも、呼び名は「先生」の方が多いですが……)。

4.「自学自習」ということは、ほったらかしにされるのではないか?

鳥羽見寺子屋は、義務教育である学校のように子どもたちの成績や行動を管理しているわけでもなく、「子どもたちの学びの支援をする」場所となります。

そのためメンターは、学校のような「一斉授業」を行なうのではなく、教室内を動き回りながら、その時々の子どもたちの状況をしっかりと「観察」しながら、その時々で必要な「教え」「動機づけ」「課題を与える」「相談」などの指導を行なうことを大切にしており、よくある「個別指導塾」にありがちな「生徒からの質問を待つ先生」といった形をとりません(寺子屋では、教える内容が受験対策のような難しいものじゃないためそれができます)。

「自学自習」の習慣を身に付けることは今後の学生生活においても絶対にプラスになるので、子どもたちには「教えられる=勉強した」というような「受け身」の考え方にならないように、「教えすぎ」を避けて子どもたち自ら勉強してもらい、自分一人でわからないこと、ご家庭では説明しきれないことを助けてもらう場所となることを第一に考えて指導にあたっています。
実際、教室内に入った子どもたちは、時間になったら自分で勉強を始めます

もちろんメンターは、「自学自習」をサポートする存在ですので、たとえば、お子さんが持ち込んだ宿題や市販教材をやっていても、それをどういった解き方をしているのか、どこで止まっているのか、どういう「悪癖」があるのか、どんな性格的な「傾向」があるのかなどを見ながら、間違っているところは「おかしくないか?」と考えさせた上で、再度やり直しをさせつつ、理解できていない部分があればそれを解消させながら、自分で出来るような形に導きます。

そうすることで、子どもたちが、「わからないことがわかった」と思うだけでなく、「自分でできた」という自信をつけてもらい、ひいては「勉強がキライ」ではなく「楽しい」と思ってもらえるようにしていく形にしております。必要であれば「読書」についても同じように指導します。

これは、当時「世界最高水準の教育レベル」と言われた江戸時代の寺子屋や、現在、国際テストPISAのトップであるフィンランド教育のやり方を参考としている部分もあります。

5.「受験」「成績アップ」が目的でないとする理由はなぜか?

あくまでも「受験」は、勉強ができる子の目指す「選択肢の一つ」と考えており、「受験のために勉強する」といったことを避けるためです。

勉強が「キライ」になる子は、基本的には勉強に「追い立てられている」と感じている子がほとんどです

鳥羽見寺子屋は、「勉強って、楽しい」と感じてもらう場でありますから、「受験」を目的とはせず、目の前の課題に真剣に取り組み、そこで「実力」「自信」をつけてもらうと同時に、勉強そのものを「楽しんで」もらえるようにと考えているので、本人にとって良くないプレッシャーを与えることは行ないません。もちろん、指導の中で、タイムアタックなど本人が生き生きとしてくるような良いプレッシャーはかけることはございます

「成績アップ」についても同じ理由で、それを目的には行ないません。
ただ、「楽しい」と感じられるようになれば、自然と勉強するので、成績はおのずと上がりますが……(「楽しい」と「成績」の両立は、箱根駅伝を4連覇した青山学院大学陸上部が証明しているかと思います)。

とくに小学生は、(当然ですが)使命感にとぼしく、高校生のように「やらなきゃいけないからやる」といったことができないのが普通で、むしろ、本人が、大人が思うよりも勉強について傷ついていることが多いです(詳しくはQ7『9歳の壁』『小4ビハインド』とは?を参照)。

ですので、小学校を卒業した後の学生生活で「勉強がキライになる」といったことがないような「学びの習慣づけ」を行なうことを、寺子屋は大事にしたいと考えています。そのため、「受験」「成績アップ」という結果だけを追い求めることは行いません。
もちろん、その子のためにも「受験」が望ましい子や、その子自身が望んでいる子であれば、こちらから提案させていただくことはございます。「成績アップ」も同じです。

6.子ども同士が「助け合う」のは勉強に必要か?

鳥羽見寺子屋は、地域による、地域の子どもたちのための、『学び舎(や)』であり、個人を対象とした「塾」等と違い、個人の成績だけを目的とするのではなく、地域の子どもたち全体の「学力向上」「学びの意欲の向上」を目的としています。

そのため、寺子屋内でも、むやみやたらな「成績競争」をさせず、むしろ、子どもたちによる「助け合い」を推奨しています。なぜなら、「競争だけ」では手に入れられないものがあるからです。


【理由1】教える方の学習効果が高くなる

「人に教えられる」ということは、きちんと理解していないとできません。理解が不十分なまま説明すると、相手は理解できないからです。

「教える」という行動は、記憶に定着させ、自分の頭の中で理解し、出力できる形に思考し、さらに、相手のわかるように表現しなければならない、というとても高度な脳の使い方をします。そのため、長い時間をかけて反復練習をするよりも、「教える」ことの方が短時間でいい結果をもたらすこともあり、実際、友だちに勉強を教えていた子の方が、教えなかった子よりもいい成績になったりします。


【理由2】ベストパフォーマンスを発揮できる

勉強は、「個人」のものになりがちで、学校のグループ学習や行事ごとをのぞけば、個人戦です。塾や通信教材もそうでしょう。しかし、個人でやるから、孤独になり、勉強がイヤになりやすいのです

協力し合ってる夫婦、優勝したプロスポーツのチーム、業績好調の中小企業……いずれにせよ、達成すべき目標や、そこまでの苦労も喜び、共に戦っていく意識を「共有」するからこそ、一体感が生まれ、自分一人ではたどり着けなかったところにたどり着けるのです。
つまり、大変なこと(勉強)をみんなでやれば、必要以上に自分ができないと考えすぎたり、勉強がイヤになることにも少なくなり、苦しみが半分になります。また、みんなで「できた」感動を共有したり、その中で「評価」し合えることで、喜びが倍になります。


【理由3】人生に必要な「助け合い」精神を学べる

学校の勉強は、個人成績が基本です。
しかし、実際の社会に出ると、個人で完結する仕事はほぼなく、個人成績だけで評価されることはありません

たとえばアーティストでも、目に見えない所で大なり小なり誰かと協力し合ったり、連携し合ったりするのが当たり前です。サラリーマンなら尚更そうで、チームとしてどれだけの成果が上げられるかが最も重要です。そのため、新卒採用でも、昇進でも、そのスキル有無が重視されます。逆に、学校の勉強での競争に慣れ過ぎて、「個人評価だけ」を気にしていると「頑張ったのに認められない」と感じ、最悪ウツになることもあります。

勉強でも、自分ができる時だけでいいので、わからない友だちを助けてあげることで、助けてくれた人からは「感謝」をもらえ、逆に、自分が困っている時に、今度は相手から助けてもらうこともでき、そういう「助け合い」経験をすることでしか得られないものがあります
実際、江戸時代の寺子屋では「教え合い」が横行していたそうで、それは、「教えてくれた人を敬う」形になり、地域の共同体意識を高める効果もあったそうです。

 

もちろん、子どもたちのモチベーションが高まるのであれば、「競争」をゲーム要素として使うこともあります(昔の寺子屋でもそうだったようです)。

大切なのは、「教えられる」「やらされる」「競争させられる」のではなく、勉強を主体的に捉えさせ、自分自身のベストを尽くさせるように導くことです(競争はその中の一つの要素にしかすぎません)。そうすれば自然と勉強が楽しくなります。

7.『9歳の壁』『小4ビハインド』とは?

小学校の3~4年になると、「学校の勉強が難しくなった」と感じるお子さん、親御さんが多いです。

その理由は、その頃から「抽象的概念」を使う問題が増えてくるからです。

たとえば、これまでは「リンゴ3つとミカン4つ、合わせていくら?」という、頭の中でイメージできた問題が、「1/3足す2/5は?」という、頭の中でそう簡単にイメージできない問題が当たり前になっていきます。これを『9歳の壁』と言い、多くの子がつまずき、ここでつまずいて勉強に遅れが出始めた状態を最近は『小4ビハインド』と言います

「今までいい点とれてたのに、点が取れなくなった」という状態になり、そのことで「あんなに算数が好きだったのに嫌いになってる」と親御さんが心配したり、「ちゃんと勉強してるのか?」と子どもに強く言ったりすることが出始めるのも、この頃です。

実は、これは昔から学校の先生の間では周知の事実だったのですが、小4あたりから、みんな成績が落ちていきます。それだけ、内容が全体的に難しくなっていくのです。実際、お子さんたちを見させてもらっていても、小4以上はつまずいている子が本当に多い。

しかし、子どもたちはそんなことを知りません。
たとえば、これまで「100点取れてた」子が、「まったく100点を取れなくなる」のです。自信を失うのが普通です。そして、「好き」から「キライ」になっていくのも時間の問題です。もともと点数が低かった子なら、なおさらそうでしょうし、親から強く言われた日には……好きでいられるのは難しいと思います

こうして、多くの子が(特に算数で)勉強につまずき、このあたりから、塾に行く子も増え始めます。それだけ、学びの支援が必要な時期と言えるでしょう。
この壁を、なんなく乗り越える子もいますが、それは、家庭での学習がよくできていた子、特に、自発的に「学びを深める」子はその傾向が強いようです。具体的に言うと、世の中のあらゆることに「なんで?」「どうして?」と常に思い、聞いたり自分で調べたりする子です。この習慣は、「思考力」「想像力」、いわゆる『考える力』が身につきます。

小学校低学年でやる内容は、基本的に、具体的に存在するものを使うので、頭の中にイメージを作る必要はありません。計算問題も、九九を中心に「パターンを暗記」してしまえば、答えは出てきます。わかりやすく、結果も出るので、キライになる子は少ない。
しかし、中学年以降、特に小4以降からは、文章題だけでなく計算問題さえ、頭の中でイメージ(もしくはそれを図にする)できないと解けない問題が増えて行くのです。つまり、その、形のない抽象的なものをイメージできる「能力(思考力、想像力)」がないと、ほぼほぼ「つまずく」と言ってもいいでしょう。

でも、学校の授業は『学習指導要領』に従って、先へ、先へ、と進んでしまいます。追い打ちをかけなくても、遅れが出て、差がつくのも当然です。

だからこそ、鳥羽見寺子屋では、そういった子どもたちの「能力」だけでなく、「意欲」「興味」「自信」を持たせるように、広い意味での「ケア」を行ない、小学校に入学した時のような「勉強って、楽しい」と思ってもらえるように、その子その子の学習進度に応じた指導を行っていくのです。
もちろんそれは、一朝一夕にできるものではなく、継続性が必要ですし、その点でも、ご家庭へのアドバイスもしております。

とにかく、親が自分が子どもの頃に言われてイヤだったことを、同じように言わないことが大切です。子どもたちも、本当は「やらなきゃいけないのはわかってる」「やれるようになりたい」という想いを抱えているのですから。『ヤル気スイッチ』の押し方を間違えないことが大切です。

8.指導に使う教材はどんなものがあるのか?

学校のない発展途上国の子どもたちが、新しく作られた学校に通った感想で言うように、そもそも「学びは楽しい」ものです。

ですが、日本の学校の勉強はそうじゃない。最初はそうかもしれませんが、だんだんそうじゃなくなるのです。

それは「教えさせること」ベースにほとんどの教材が作られている、というのもあると思います。たとえば漢字の練習帳は、「書き順」「とめ・はね・はらい」「部首」「読み」など、覚えなきゃいけないことが山ほどあります。これを漫然とくり返すだけでは、「労働」になってしまい、モチベーションは下がります。
逆に、授業中の、教えさせるためではない「(教科の)余談」の方が楽しく、記憶に残っている人も多いと思いますが、「教えられたこと」「覚えさせられたこと」はあまり記憶に残っていない方も多いと思います。それは、実用的でないからというのも理由のひとつです。

低学年なら大したことがありませんが、中学年以上になると、内容も難しくなり、情報量も増えます。
これまでと同じやり方でやれば、どこかでパンクするのは目に見えています(要領を覚えるのはもう少し先です)。それでは、いくら「わかりやすい解説」がついていても、読む気も起きません。

子どもたちの学習意欲を持続させるには、「わからない」ままにしないことはもちろんのこと、教材自体にも、たんに「かわいいイラストがある」「カラフルである」というだけじゃなく、絶対的な「工夫」が必要です(その代表的な例が『うんこ漢字ドリル』でしょう)。

教材自体の効果を上げる、大人からの働きかけも重要ですので、鳥羽見寺子屋では、持込みの教材も「可」としています
また、寺子屋では、持込みの教材を使って自学自習する子が多いですが、そこで課題点が出て、理解を深める必要がある場合、こちらで用意した教材を使うことがあります。

その際、一般的な補習プリントの他、定着度を確認するためにくり返し同じ問題にチャレンジさせる『満点ドリル』、小学校で覚える漢字1006字の読みと書きを日常の文章の中で学ばせる『千字問』など、メンターが自作した教材を使うことがございます。もちろん、状況によっては、寺子屋自作の教材から始めることもあります。

いずれにせよ、お子さんの学習状況をよく視てから、ということになりますので、その子に合わないかもしれなくても「とにかく課題を与える」ことはしません。ただ、お子さんが親御さんと「どこどこまで何をやる」と「約束」したものについては、しっかりやらせるようにします

9.なぜ、子どもは「勉強してくれない」のでしょうか?

小学校の場合、大人が教えられない内容ではないので、親御さんが直接勉強を教えることもあるかと思いますが、現実は、あまりうまくいかないという声も聞かれます。とくに、中学年以上になると、内容も難しくなり、自我もハッキリするので、より感情的な言い合いになりがちです。

逆に、親御さんも忙しくて充分見てあげられなかったりして、市販ドリルや通信教材をやらせるものの、なかなか思うようにやってくれないとお悩みの方もおられます。最初は勉強頑張っていたけれど、大きくなったら全然やらなくなったという悩みも聞きます。

これは、子どものせいではなく、親が「子どもの正しい勉強のさせ方」を知らないから起こる現象です

むりもありません、どこかで「正しい勉強のさせ方」を教えてもらうことはないですし、勉強が好きでない子ども時代を過ごした人が、「勉強が楽しくなる導き方」をするのは実に難しい。まして、大人になり、親になり、心が『親モード』になってしまい、「勉強の大切さ」プラス「親としての使命感」から、子どもに勉強を「させなきゃ」となりがちです

「正しい勉強のさせ方」のポイントは、子どもが夢中になるゲームや遊び、大人なら「仕事」や「育児」での楽しみ方が参考になります。

《ほどよい難易度》は、できない→できた→できない→できたをくり返せるため、刺激的で、快感を覚えます。まったく「わからない」「できない」難易度の場合は、そんな気持ちになれません。簡単すぎ、もしくは難しすぎも、「飽き」につながりますので、よく観察して、適度な負荷を与えることが大切です。

《達成したいゴール》は、達成するまでのモチベーション、達成した際の満足感、ひいては自信を生みます。あくまでも、自分が「達成したい」と思うゴールであることが大切で、与えられたゴールはむしろ、モチベーションを下げがちです。もちろん、そのゴールを、本人に持たせる工夫は必要です。

《興味をひく内容》つまり《好き》は、自発的に行うための大前提です。しかし、子どもたちにとって、勉強でそんな風に思えることはあまりないため、子どもが興味を持ったことはとことん追求させること、そうなるように親が子どもの先回りをして「導く」ことも大切です。生活の中で出てきたことが授業に出てこれば、学習意欲はかなり高くなります。

《リアルタイムの評価》は、ご褒美やボーナスとか後からのものではなく、仕事なら人からの「ありがとう」や「凄いね」「助かった」、ゲームなら「クリア」や「タイム」「得点」「ゲットしたもの」「友だちからの評価」のことです。人間、大人でも子どもでも、好きなことでなければ強烈なモチベーションを保ち続けられないため、適度な評価が欠かせません。子どもの勉強も、「それが仕事」と言うのであれば、小さいことでも「良い評価」を与えることが大切です。

《孤独じゃない》は、「やらなきゃならないこと」を継続するための必須要素です。ゲームでも遊びでも、みんながやってるから、みんなと楽しみたいから、みんなに自慢したいと思うから、ブームが続くのです。逆に、赤ん坊を虐待してしまう母親、産後ウツになる母親は、精神的に孤独なケースがほとんどですので、子どもの勉強も「孤独感」を感じさせないことが大切です。

鳥羽見寺子屋では、以上のポイントを踏まえ、子どもが勉強をしていく気になるように「導く」指導を行ってまいりますが、家庭でも行っていただけると効果が倍増します。

いずれにせよ、他人なら思わない「勉強してほしい」という気持ちは、「親モード」のなせるワザです。ただ、それがすぎて、子どもの時の気持ちを忘れてはいけません。

自分の子どもは、自分に似た部分もあるのですから、自分が子どもだったら、「こう言ってくれたら」「こうしてくれたら」勉強したのに……という考えることも大切です。もちろん、その時は、まだ成人もしていない「子ども」だという大前提を忘れてはいけません

利用についてのQ&A

1.説明会/個別面談は参加しないといけないの?

説明会は、あくまでも鳥羽見寺子屋の説明をさせていただく場というだけで、必ず参加しなければならないというものではありません。実際、参加されていない方でも、寺子屋をご利用いただいております。

ただ、鳥羽見寺子屋では、できるだけ「その子に合った指導」をしていきたいと考えているため、保護者さまには、お子さまの苦手な科目や学習状況等を「情報登録フォーム(カルテ)」で可能なかぎりくわしく教えていただくようお願いしております(登録なしでも参加されている方はおられます)。

なお、個別面談をご希望の際は、当HPの「面談申し込みフォーム」から、希望日時を第三希望まで出していただき、お申し込みください(もちろん、無料です)。寺子屋実施時間の前後がおススメです。

2.登録しないと予約できないの?

鳥羽見寺子屋は、会員登録制ではないため、利用登録等がなくても利用いただけます
ただし、一度に参加できる人数は限られますので、Web予約は必ず行っていただいております

利用方法」「Web予約の方法」をお読みになったうえで、「Web予約カレンダー」からご予約下さいませ。

なお、ご利用になられる前に「情報登録フォーム(カルテ)」にて、お子さまの詳しい情報を教えていただけると、指導がスムーズに行なえますので、可能な限りご協力ください(必須ではありません)。

3.Web予約がうまくいかない場合は?

Web予約の方法については、「Web予約の方法」をご覧ください。

どうしても予約がうまく行かない、もしくは、「空き」表示があるのに予約ができない等、Web予約に関してのトラブルがあった場合は、お手数ですが、「お問合せフォーム」にてご連絡ください。

なお、ホームページ及びWeb予約システムは、低コストにて制作しているため、ご不便をおかけすることがあるかもしれません。ご了承ください。

4.予約のキャンセル・変更はどうすればいい?

「予定が入っていけなくなった」など、Web予約した内容をキャンセルしたい場合は、予約確定の自動返信メールに直接返信いただくか、「お問合せフォーム」にその旨を記載の上ご連絡ください。

鳥羽見寺子屋は少人数制となっておりますので、キャンセルされる場合は、他の利用者が予約できるよう、お早めにご連絡をおねがいします

なお、「日時を間違えた」などの変更について、予約システムの都合上、「予約の変更」ができませんので、予約を変更する場合は、変更したい方の予約を新規で申し込んだときに、コメント欄にいつの予約から変更かという旨をお書きくださいませ(こちらで古い予約を削除します)。

5.連続して予約はできるのか?

たとえば「15:30~16:20」と「16:30~17:20」の枠を続けて予約することは可能です。

ただ「毎週○曜日○時から」固定で定期的に予約したい場合ですが、システム上一度にできないので、お手数ですが、ご自身で個別に予約をお願いしております。

なお、予約開始は前の月の20日正午※を予定しておりますが、時間は前後することがございます。ご了承ください。
※3月の予約の場合は、2月20日の正午から予約開始

6.予約枠が一杯で予約できない時は?

まったく新しい取り組みのため、どれくらいの方にご利用いただけるかわからない状態のため、現状では週2日、4コマの計8コマでの提供を考えております。

ご利用者様が殺到した場合、開催日や開催時間を増やす場合もございますが、その際は当HPでご連絡させていただきます。

なお、予約ができないことが多いなど、開催日の拡大や日時についての希望があれば、遠慮なく「お問合せフォーム」でお知らせください。

地域の子どもたちのためにも、皆さんと一緒に「よりよい学びの場」を作って行きたいと思います。

7.「お試し」「体験」「見学」はあるのか?

「お試し」や「体験」「見学」の日というものを特別用意してはおりませんが、平成29年度中は、「初回1コマ50分」のみ無料とさせていただいております(1回分のみのため、連続して2コマ予約された場合、1回分お支払いいただきます)。

予約については、普通にホームページから予約していただくだけで結構です(コメント欄に「初回」と書いていただき、要望があれば記入いただけるとありがたいです)。

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