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【寺子屋紹介】プチ社会見学など、最近の取り組みです

新学期が始まり、一週間が経ちました。

鳥羽見寺子屋も気づけばはや4カ月が経とうとしていますが、いくつか追加した取り組みもありますのでまとめてご紹介します!!

興味をかきたてる教材を使っています!

「歴史に興味がなくて・・・」

そんな6年生も多いですが、学校の社会科で学ぶ「歴史」を、「暗記すればよい」と言っていないでしょうか?

たしかに受験では、他の科目よりはるかに「どれだけ暗記しているか」を問われがちですが、あくまでもそれは「歴史」の一つの側面にしかすぎません。

そもそも「歴史」は何のために学ぶのかというと、過去の「人間」社会で起きた出来事をまとめたものですから、カンタンに言ってしまえば、「過去から学ぶことで、これからの人生をよりよく生きるため」です。

しかし、そもそもそういうことを意識できないほど、短期間でたくさんのことを覚える必要があり、かつ、記憶の定着を助ける「関連性」や「流れ」をつかめていないままなので、一生懸命ノートをとっても「まったく記憶に残っていない」という非常に残念なことが起こります。

特に女の子の場合、登場人物の多くが、まったく共感できない「オジサン」が多いという事もあり、なかなか興味を持てないという子もいたので、寺子屋では、日本の歴史の中でのオジサンたちの「頭髪」が、身分制度と共にどう変わってきたのか? 誰が権力を持ち、どんな影響力があったか? かわいいイラストでそれを追いながら歴史の「流れ」を学んでもらっています。


髪型で学ぶ歴史。
なぜ、チョンマゲが誕生し、消えたのか??
政治体制の変化と頭髪の関係から、その歴史に迫ります。

 

「プチ社会見学」を実施しました!

これも歴史に興味を持ってもらう取り組みでしたが、春休みで時間があったこともあり、寺子屋での勉強後に「プチ社会見学」として、勝川にある『二子山古墳公園』に子どもたちと行きました!

志段味の方にも古墳のテーマパーク(?)がありますが、今回は、当時、最大の「建造物」であった古墳に登って、町を見下ろす「体験」が目的ですので、住宅街の中にあるこちらを選びました。コミセンから車で10分強です。


公園には大中小3つの古墳があります。(航空写真:Google提供)


ハニワなどの銅像がそこかしこに。桜の名所でもあります。


一番大きな古墳は登れませんでしたが、周囲を歩きながら、大きさや造り、木々が生えている理由などを解説していきます。


当時の住居の形をした公衆トイレ。これを見せたかった!


公園で、2番目に大きい白山神社古墳に登り、木々のすきまから町を見下ろして、先ほどの「当時の住居(公衆トイレ)」を見下ろすような大きさだったことを「実感」してもらいました
算数や理科と違い、歴史は「体験」が乏しい科目ですので、こういった経験はとても重要です。


また、古墳だけでなく、修学旅行で見た歴史的建造物や、名古屋城、テレビ塔、ミッドランドスクエア等の大きさや、誰が作ったのかを解説しながら、歴史の中の建造物と実力者の関係を「歴史の流れ」として学んでもらっています!!

このプチ社会見学、とりあえず今回は「トライアル」として行いましたが、とても好評だったので、次回また機会があればなにか企画したいと思います!! 要望があれば聞かせてくださいませ!

 

持ち込み教材もしっかり対応しています!

寺子屋は、教材の持ち込みOKですので、家でなかなか進まない教材、やり残したドリルなどを持ってくる子も多いです。

持ち込み教材で圧倒的に多いのは、進研ゼミの『チャレンジ』で、実はメンターも昔、シールの為だけにやっていた時期もありましたが(汗)、今の子も同じようなものですね。

「やる気にならずにまったくやらない」とか
「そこそこやってあれば間違っても気にしない」とか

勉強自体が作業になって、そこそこ身にはなっているけれど・・・という子も多いです。

教材自体の質は、決して悪いわけではありません(むしろ良いと思います)。
しかし、子どもが自分のペースでできるということは、逆に言えば子どもが満足したらそれでおしまいということでもありますので、「ただ教材をやらせる」のではなく、「どういう風に解いているのか?」「何を理解できていないのか?」しっかりとメンターが目を光らせて指導しておりますのでご安心ください!

 

新1年生(小&中)も受け入れています!

すでに新小学1年生の参加もしていただいております!
合わせて、新中学1年生の参加もしていただいております!

お知り合いの方で、興味があるという方がおられましたら、ぜひご紹介くださいませ。「初回無料」は継続しております!

まだまだ、学校で習い始めてもいませんが、最近は予習が盛んですので、学びたい意欲が高い時にはそれを止めず、学びたい意欲が低い時には無理強いはせず、復習をしっかりとさせて自力と自信をつけさせるようにしています。


新一年生に「足し算塗り絵」をしてもらいました

 

前学年の復習もやっています!

まだまだ授業が本格的に始まっていないので、「やり残し」をしないように、前の学年の復習プリントをしてもらっています。

さすがに1年間でやったことなので、忘れていることが多く、満点を取れる子が少ないです・・・そのため、不正解でも答えは教えず、「満点になるまで自力で解かせる」ことをひたすらくり返しながら、スムーズに解けるようになるまでしっかり復習して、次の学年に備えてもらっています。

持ち込みドリルの場合、前の学年のドリルを完全に終わらせることを目標にやらせておりますので、もしそういう物があれば持たせて「終わらせて来い!」と言ってあげてくださいませ。『なぞぺー』などの、算数パズル系のドリルも対応しております!

 

助け合い学習も行なわれています!

最近は、テレビで体操の内村選手が「わかる、話す、身~につく!」と言う某塾のCMがよく流れますが、子どもの勉強で怖いのは「わかった気になる」のが一番怖いことです。

「わからない」のであれば、「わかる」ようにしていけばいいだけですが、「わかった気になっている」だけの場合、大人が教えようとしても聞く耳を持たない状態だったりして、むしろ学習の妨げになることもあります。

そのため、鳥羽見寺子屋では、かつての寺子屋のように、「わかる人が教える」ことを積極的に勧奨しています。

子どもたちも、説明しながら、自分がよくわかっていないことがわかったり、逆に教えたことで感謝されることで自信をつけるという事もあり、相乗効果が高いので、「身につく」方法として教え合いを行なっております。

勉強は一人でやることで成果が出ることもありますが、誰かとやることで成果が出ることもあります。

寺子屋では、その辺は子どもたちの性格や特性を見ながら、今後も、皆が学びを深められるように一人一人を見ながら指導していきますので、2018年度もよろしくお願いします!!

  • この記事を書いた人

メンター 田中聖斗

名古屋市守山区で地域の学び舎『鳥羽見寺子屋』を主宰。塾に行けない・行きたくない子の学習指導や、子どもたちの学びを促す特別授業をやっています。子どもたちに寄りそうことを重視し、どんな子でも受け入れています。作家・企画屋・家庭教育アドバイザー・教材開発者です。花粉症の舌禍免疫中のため、現在は年中メガネです。

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