高校受験対策

公立受験模擬テストは成長のツール?

鳥羽見寺子屋は、「地域の学び舎」という位置づけです。

なので正確に言えば学習支援であって「塾」ではないのですが、塾と同じ教材を使い、塾のように短期講座を開催することもあります。

 

現在、中学三年生向けに実施している「公立受験対策講座」でも塾用の教材を使っていますが、活躍しているのが、学書の「愛知県版入試6回」という模擬テストです。

「愛知県版入試6回」は、国数社理英の5教科それぞれ6回分の模擬テストができる塾専用教材で、愛知県の公立高校の問題に、問題構成や解答用紙も何もかもソックリな作り。

 

本番通り解答用紙が別紙になっているのはもちろん、大問の構成や、太枠が2点、それ以外が1点の22点満点になっていたり、「受験番号」まで書く欄まで再現

 

公立高校の試験は、内申オール5の子が集まるトップ高から、内申オール2でも入れる高校まで同じ問題で行われます。

そのため、基本的に学力が中程度までの子は高得点が取れない作りになっており、愛知県の場合、問題数はだいたい20問ないくらいで、平均点はだいたい半分ちょい。

 

ということは、学力が中程度までの子たちにとっては、定期テスト以上に、「捨てる問題」の見極めも大事になって来ます。

なにせ、最近は全体的な教育改革の流れとして、「思考力」を問うというのがテーマになっており、問題文もメチャクチャ長いですし、選択問題でも7択とか9択とかあったり、図やグラフ、表などをいくつも読み取りながら解く問題も多く、ひとつひとつ時間をかけてやっていたらまったく時間が足りません。

(こういうのが、勉強が苦手な子をさらに勉強嫌いにしている感があります)

 

個人的には「テストのための勉強」というのは、学問の本質から離れるので良いことだとは思いませんが、時には必要です。

なにせ、それで進路が決まるわけですからね。テクニックも必要です。

 

かといって、勉強が得意な子ならまだしも、「こういう風にやればいい」というアドバイスをすれば、その通りやってくれるわけではないし、やろうとしてもできないこともあります。

 

寺子屋に来る子は基本、得意でない子が多いのでなおさら、

「言うは易し、行うは難し」ですね。

 

なので、とにかく、子どもたちの持てる力を引き出すテクニックを体で覚えてもらいながら、出来たところは自信にして、出来なかった部分の反省をしつつ、苦手な部分と向き合って、そこを改善する流れを作らないといけません。

 

それにはこの模擬テストがピッタリ。

本番の公立試験問題や、「愛知全県模試」と比較すると、難易度がなんかバラバラな気がするのですが、その辺は「本職」でないので仕方ないかなという割り切りが大事。

実際、昨日やった第4回の理科は「完答」問題がやたら多く、得点が伸びない子が多かったですが、その中でも、出来る問題を着実にやれた子は大コケせずに済み、最近下がり気味だった合計点が、かなり上がりました。

ようは使いようですね。本番では、想定より難しい問題が来ることもあるわけですから・・・。

 

もちろん模擬テストをやることで自信をなくす子もいますが、次の模擬テストまでの間に苦手演習をすることで、次に結果を出して、自信をとりもどすこともできます。

自分の中では「できる」つもりでも、本番形式だと(つまり何も見ないと)「できない」ということに気づくこともできます。

 

模擬テストはいわば「練習試合」

自分にはどこまで出来て、どこまで出来ないかがわかることが大事です。

むしろ、ほどほどにいい成績で終わるより、課題が残って終わる方がずっといい笑。

 

『スラムダンク』でも、桜木花道と流川楓が、最初の練習試合で圧勝してたら、あんなに成長しなかったわけです。そんな感じ。

 

とにかく、人間ですし、子どもだからなおさら、ハードな体験をさせつつ、成長させなければいけません。

 

寺子屋が「進学塾」ではないというのは、そういう所です。

「結果」も大事ですが、何より、子どもたちの「成長」というプロセスが大事。

 

とはいえ、出来ることならもちろん、「結果」も伴ってほしい。

 

来週からいよいよ、本番直前モードになっていきますが、模擬テストが「やっただけ」に終わらず、「やった意味があった」ものにしていくためにも、どんどん詰めて行きますよ!

  • この記事を書いた人

メンター 田中聖斗

名古屋市守山区で地域の学び舎『鳥羽見寺子屋』を主宰。塾に行けない・行きたくない子の学習指導や、子どもたちの学びを促す特別授業をやっています。子どもたちに寄りそうことを重視し、どんな子でも受け入れています。作家・企画屋・家庭教育アドバイザーです。花粉症の舌禍免疫中のため、現在は年中メガネです。

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