寺子屋特別授業

「ぷよぷよプログラミング」やりました&開催日追加!

先週の土曜日は、夏休み特別授業「ぷよぷよを作って本物のプログラミングを学ぼう!」でした。

クラウドプログラミングサービスのMonacaの教育版を使って、SEGAの提供するぷよぷよのソースコードの一部分を自分で手入力しながら、実際にプレイ出来る「ぷよぷよ」を作る、いわばプログラマー体験をしてもらう授業です。

マニュアルに書かれたソースコードをひたすら写本(苦行w)

「この行にこれを写本してね」

というマニュアルに従って、最初は「基礎コース」で4行入力するだけです。

・・・が、使うプログラミング言語JavaScriptは大文字と小文字を区別するので、大文字にすべき所を小文字にしていたり、「;(セミコロン)」を「:(コロン)」で入れてしまったり、今どきの子たちはローマ字入力に慣れた子も多いのですが、こういったShiftキーを使った操作や記号入力などには不慣れなので、その辺でのつまずきも。

また、プログラムは英語ベースですが、英単語をそこまで知っているわけじゃないから、入力もすんなりとはいかず、些細なことで思ったように動作しなくなるので、結構苦労していました。

(メンターはチェックするのが仕事でした笑)

それでも、プログラムがうまく動作したときの達成感は、中々味わえない醍醐味ですね。

ちゃんとぷよが落ちてきました!

後半は、入力行数や使う記号などが一気に増える「初級コース」にチャレンジ!

30行くらいのソースコードで、大人でも1時間が目安の作業なので、結構子どもたちも挫折しそうに・・・。

いやぁ、プログラミングしてる感ありますね笑。

一発でうまくいくプログラムなんてよっぽどないので、こういったミスやエラーとの戦いも、プログラミングの「苦労」ですね。

 

その苦労を避けたいがために、

「間違いをわかってなおしてくれればいいのに」

子どもたちからはそんな声も聞こえましたが、そんなAIとかロボットを作るのもプログラム。

それに、昔に比べたらずいぶんコード入力は楽になりました。

アルファベットを入れて行くと推測で候補が出てきて、Enter押すだけで長いコマンドを入れられたり、記号の種類によって文字の色が変わったり、使えない文字が入ったらそれも教えてくれる・・・昔の、真っ黒な画面にただただ白い文字を打っていた時代からすると、「親切になった」んだよと言い聞かせます。

それに、この苦労を乗り越えてゲームがきちんと動作するときが、一番プログラミングで達成感を味わえるときですね。

(さすがにキーボード慣れしていない子は挫折が早く来るので笑、ちょっと手伝いました)

こちらで用意したスマホにログインしてデモプレイすることも

1回目と2回目の間は、プログラムの「改造」にチャレンジしました。

事前に画像をもらって、合うサイズにリサイズしておいたものを、自分のソースコードに読み込むように設定してもらいます

マニュアルに記載のある「背景」やステージサイズの変更のほか、

背景を愛犬の写真にして、ステージ幅を1つ広げ、落ちてくるぷよの種類を1種類増やしたもの

 

マニュアルにはないものの、ソースコード内の「ここはいじれるよ」と教えたところを魔改造して、

何もしなくてもぷよが消えて、勝手にポイントが加算されていく(商品だったら)バグを作って楽しんでいる子もいました。

(落下スピードUP、1コで消える設定をすることで、落ちた瞬間にぷよが消え、さらに全消しボーナスで加点が続く魔改造)

プログラムをいじらない限りは絶対できない技だったので、そういう面ではプログラムを「いじる」という楽しさ、プログラムをいじれば「なんでもできる感」を体験してもらえてよかったです。

 

保護者の方からのメールです!

当日はとても楽しみだったのか、朝早く起きて待ってました。
今朝は疲れたのか、なかなか起きれず目の下にクマができてましたが…(笑)

入力は確かに大変だったようですが、とても充実した内容を学び、普段では味わえない達成感を得たようでした。
帰宅後すぐにパソコン立ち上げてゲームをやって見せてくれました。

プログラミングが寺子屋で学べることが有り難いです。
しかも低料金!!
先日のタイピングもそうですが、年齢的にパソコンに触れたい頃なので感謝しております。

プログラミングだけの授業で4時間は中々ハードでしたが、ハードな分、出来たときの喜びもひとしお!

物を作るにもなんでも、あきらめずにやり遂げる、そういった経験がとても大事ですからね!

喜んでいただけてよかったです。

ただ、メチャメチャ目や頭を使うので、目薬があった方がいいかもです!

 

ちなみにコロナでお休みされた方もいたので参加者は3人でした!

8/20はすでに満員ですが、昨日の子どもたちは満足して帰ったので、もっと多くの子たちにこの「苦労」笑と、「達成感」を味わってほしいので8/11でも開催することにしました!

【夏休み特別授業】ぷよぷよを作って、本物のプログラミングを学ぼう!

8/11木 13:00~16:50(4コマ)追加
8/20土 13:00~
16:50(4コマ)←満員

  • SEGAの人気落ちゲー「ぷよぷよ」のプログラム(ソースコード)を一部分だけ、マニュアルに従って、自分の手でタイピングして、ゲームを完成させるプログラミング体験授業です
    詳細説明ページはこちら)
  • プロが使う本物のプログラミング言語を使うので、本格的な「プログラミング」「ゲーム制作」のお仕事体験をしたいという方におすすめです
  • 難しそうに感じますが、難易度(書くコードの数)の調整も可能ですし、メンターがフォローに入りますので、小学生でもできます(ただし、当然のことながら全編アルファベットのタイピング入力なので、小3以上推奨
  • 長丁場になりますので、飲料とオヤツ持参がオススメです

〔持ち物〕(あれば)ノートパソコンもしくは10インチタブレット*、(あれば)目薬・テストプレイ用にスマホ。当日に利用料持参の場合は2000円(初めての人は1500円)
*なければ遠慮なくご相談ください
〔推奨学年〕小3~

 

  • この記事を書いた人

メンター 田中聖斗

名古屋市守山区で地域の学び舎『鳥羽見寺子屋』を主宰。塾に行けない・行きたくない子の学習指導や、子どもたちの学びを促す特別授業をやっています。子どもたちに寄りそうことを重視し、どんな子でも受け入れています。作家・企画屋・家庭教育アドバイザー・教材開発者です。花粉症の舌禍免疫中のため、現在は年中メガネです。

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