寺子屋の学び

夏休みも残り2週間です!作文など大丈夫ですか??

昨日は特別授業「読書感想文攻略」がありました。

毎年やってる作文講座には作文が苦手な子が来るので、コンクール狙いではなく、あくまでも、「ちゃんと読める」「ちゃんと完成する」「言いたいことがわかる」という基本的な作文の書き方を指導していますが、やっぱり苦手なだけあってスラスラ出てこないから大変ですよね。

私自身、一作家としては、何度も校正した作文を書いてほしいと思いつつ、じゃあ自分が小学生の時にそんなことしていたかというと、なんならマンガで書かれた憲法本を「まんが」というタイトル抜きでそれっぽい本のようにして、担任の先生が変わるから何年も使い回しで書いていたりしてたくらいなので、そこまでは難しいよねと。

それでも、自由に作文するとありがちの「ダラダラ作文」よりも、「構成」をしっかりさせて、どこで何を言いたいか、読んでいる人が読みやすい内容にさせる指導はしっかり行います。

本を読んで心に残ったことがインプットはされていても、アウトプットすることができないから作文が苦手になるので、コミュニケーションを取りながら、どういう所が気になったのか、何を伝えたいのか、そういったものを掘り出すことも大切です。

また、文って「接続詞」の使い方で表現力(と文字数)がずいぶんかわりますので、その点も、「こんな表現がある」「こういう風に続けることもできる」と色々とアイディアを出して、本人が納得が行くものを選んだり、自分で見つけ出したりしてもらいます。

結局、文が上達するためには、書くしかないのですが、やっぱり「手本」がないと上手くはなりませんからね。

その辺、実際の読書感想文コンクールの総理大臣賞(最優秀賞)とか文部科学大臣賞(優秀賞)などの見本を見ながら、特に優れている構成を学んだりしながら、ゴールに向かって書く内容を考えていく作業をさせていますので、キチンと完成して、ちゃんとその努力を評価してもらえたりするとよいですよね。

自分の努力が認められてこそ、前向きになれるものですからね。

とはいえ、本をちゃんと読んでないと書けないものですから、ちゃんと読んで、本と向き合って、自分の中に得られた感情や経験を書いてくれれば、それでいいのかなとも思いますけどね。一物書きとしては。

講座としての読書感想文授業はもうやりませんが、もし、「まだ作文が終わってない!」という方は、遠慮なく通常の「勉強会枠」で作文にチャレンジしてみて下さいませ。最低でも2コマ、ちゃんとした物を書くなら4~5コマはいりますが、驚くほど読みやすい感想文が書けるようになりますよ!

  • この記事を書いた人

メンター 田中聖斗

名古屋市守山区で地域の学び舎『鳥羽見寺子屋』を主宰。塾に行けない・行きたくない子の学習指導や、子どもたちの学びを促す特別授業をやっています。子どもたちに寄りそうことを重視し、どんな子でも受け入れています。作家・企画屋・家庭教育アドバイザー・教材開発者です。花粉症の舌禍免疫中のため、現在は年中メガネです。

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