プログラミング教室

プログラミング大賞2024の結果発表&表彰式を行いました

昨年2024年に実施しました、鳥羽見寺子屋内のプログラミングコンテスト「鳥羽見寺子屋プログラミング大賞2024」。

https://scratch.mit.edu/studios/35524021
鳥羽見寺子屋プログラミング大賞2024

scratch.mit.edu

応募を締め切ってからだいぶたちましたが💦、ようやく結果発表を鳥羽見コミュニティセンターで実施できました。

コンテストについて

2024年の8月から11月末まで募集し、ショートアニメコンテストと異なり、前年度のコンテスト同様、小学生2名、中学生2名、高校生2名、メンターの計7名で、「アイディア」「テクニック」「おもしろさ」を各5点満点で評価しました。

メンター

学年や経験も考慮しています

エントリー作品とコメントについて

今回の応募作は11作品でした。

それぞれ簡単な紹介と、審査員からのコメントをまとめておきます。

メンター

詳細のコメントや得点は別途「評価シート」を個別に渡しております

サムネイル画像をクリックすると、Scratchのサイトにジャンプしてプレイが可能です。

メンター

PCじゃないと操作できないものもあります。というか大概そうですが…

No.1 影のヒーロー

プログラミング教室のテキスト2冊目の作品をリミックスしたものです。

ゲーム性はそのままで、グラフィックに工夫を入れたりしています。

ここがよかった!

かっこうにヒーロー感がある!
上の動きがおもしろい
ジャンプだけだからわかりやすくておもしろい

こうしたらよかった!

ゲームの内容が元ネタそのままだね

メンター

製作時間がかなり短かったのでゲーム性はそのまま流用でしたが、元ネタのひよこを大改造しているところが評価されていました

No.2 さルフィかに合戦

「さるかに合戦」という元ネタから、さるが投げる果物をひたすら避けるゲームです。さるの腕が伸び縮みするのは、さ「ルフィ」だからだそうですよ!

ここがよかった!

サルとルフィをかけているのがなかなか思いつかないアイディアでおもしろかった。
難しいからやりこめる楽しさがある
昔話をかけているのも遊び心が感じれてGood!
よけるっていう発想がすごい
けっこうむずかしいから、やりがいがあった

こうしたらよかった!

よけるだけだったので、もうちょっと楽しいようそをつけたしてほしかった
かにをもう少し小さくしてよけやすくしてほしかった

メンター

テキストのリンゴキャッチゲームをベースとしつつも、逆転の発想で避けるゲームにしたり、サルの腕が伸び縮みするのがよかったですね。
ゲーム性に課題があるので、そこの改善ができるともっとよかったですね

No.3 恐竜などのバトル

はじめての作品投稿ですね。キャラクターが自動で会話(?)するアニメーション作品です。

ここがよかった!

動物たちの会話がかわいくて、心がいやされた
言い合いしてるだけっていうのが、逆におもしろい
悪口にキレがある

こうしたらよかった!

もうちょっとお話を長くしてほしい
セリフが何個もいっせいに出てきて読みづらかった
もう少し動くと「どうぶつの森」みたいなかんじで面白さが上がるかも

メンター

いろいろな生き物がごちゃごちゃになって、もめてる感じが出ていましたね。
セリフが追いづらいので、その辺追いやすいようにして行くともっと見てて楽しい物になると思います!

No.4 ひよこの大冒険

ひよこが弓で飛んでくるものを打ち落とすゲームです。

ここがよかった!

取るアイテムによってライフが復活したり、タイムが増えたり、難易度がほどほどに高くおもしろかった
キャラクターの反応がかわいい
スピード感があるから楽しい
説明が細かく書いてあってわかりやすい

こうしたらよかった!

矢の出てくるところがちょっと下なので、思った通りに狙うのがむずかしい
ランクが上がったりするともっと良いと思う!

メンター

ただただ打ち落とすだけではなく、アイテムを間違って打ったらアイテムが消えてしまうなどの工夫がしてあり、ゲーム性が高いです。

No.5 風船キャッチ

雲を左右に動かして、風船をキャッチしていくゲームです。

ここがよかった!

爆弾をよけるのが意外と難しくてハマりそう
色々な種類のアイテムがあって楽しい

こうしたらよかった!

雲をもっと目立つ何かに変えるとわかりやすくていいと思った
アイテムの種類が多すぎて頭が混乱した

メンター

最初はシンプルでしたが、あれもこれもと追加してしまいわかりにくくなってしまったのがもったいなかったですね。
時間がたつと夕焼けや夜空に変わっていくのがいい感じでしたが、カラスが出てきて風船をわるなどするともっとよかったですね。

No.6 倒せブラック猫

キャラクターを上下させて黒猫とボールをはね返すピンポンゲームです。

ここがよかった!

黒猫が早すぎだけど、勝ちたくなっちゃう
おもしろいけど、ボールが速すぎて間に合わない

こうしたらよかった!

何もせず勝ててしまう
スピードを足すより、要素を増やす方がいいと思う

メンター

ピンボールゲームをキャラクターでやるというアイディアはおもしろかったですが、放っておいても勝ててしまうとなると、ゲームとしてはおもしろさに欠けるという評価でした

No.7 QUIZ SWORD クエスト2

ショートアニメコンテストにオープニングだけ出展した作品のゲーム部分でのエントリーです💦。昨年度のコンテストに出した「1」を、「ヒントがないから難しい」という意見にこたえ、新たに作り直したクイズゲームです。

ここがよかった!

クイズが楽しかった。けど難しかった。
筋肉マッチョなボスがいいね
動画や問題はすごくおもしろかった
メンターの名字わからなかったーTT

こうしたらよかった!

クイズがむずかしすぎる
ヒント(奥義)が1回しか使えないのはツラい
いろんな種類でわけた問題を作ってもいいかも

メンター

前回の反省を活かしつつ作成してくれましたが、ヒントを使う回数が少なすぎて苦戦する子がたくさんおりました。クイズゲームは解ける人にはおもしろくても、解けない人にいかに楽しんでもらうかという工夫がもう少しあるともっとよかったですね。動きはかなりおもしろかったです

No.8 うさぎをつかまえろ!

テキストの惑星キャッチゲームを一から自分で作った作品ですね。

ここがよかった!

さいしょにルール説明を出してくれたのがいいね
説明がやさしい
うさぎ動くのはやいね!

こうしたらよかった!

うさぎを追いかけるのが大変だった
法則性をもっとつけたり、BGMをつけるともっとよいと思った

メンター

テキストの見本をかわいくアレンジしてくれました。それだけじゃなく、ゲームスタート時に説明のページをのせたのが親切という評価が多かったです

No.9 カービィねこ

リンゴをキャッチすると大きく、ボールに当たると小さくなり、ある程度の大きさになればクリア、小さくなったらゲームオーバーというアクションゲームです。カー〇ィのように口が大きくなったねこが出てきますが、とくに敵を吸ったりするわけではありません笑。

ここがよかった!

超たのしい
大きくなったり小さくなったりするのがいい
けっこう難しいから何度もやりたくなった
カービィみたいなのがかわいい
大きくなるというのがゴールなのがおもしろい!けどむずい

こうしたらよかった!

リンゴとボールが重なることがあってこまった
難しいからもっと飛ぶタイミングをわかりやすくしてくれると楽しくなると思う!

メンター

大きくなる、小さくなるが単なる変化ではなく、それそのものがゲームの目的になっているアイディアがよく、ちゃんとゲームになっていましたね。
もっとアイテムを増やしたりすると、より楽しくなると思います。

No.10 スロット

数字ではなく、キャラクターを並べるスロットゲームです。キーボードの←、↑、→が、左、中、右のストップになります。

ここがよかった!

たのしくできた。中々そろわないので中毒性がある
たんたんとできるから、頭を使う必要がなくて良い
めちゃくちゃ中毒性が合っていい。BGMも合っててGood!
3つそろった時めちゃうれしかった

こうしたらよかった!

もうちょっと面白さがほしい
何点行ったらアイテムがもらえるなどの得点があるとなお良かった

メンター

野球選手が2パターンあって、そろったと思ったらそろってなかったりなど、「なにくそ!」と何回もやる人が多かったです。

No.11 パラレルワールド

パラレルワールドについての都市伝説をまとめたスライドショー形式の作品です。スペースキーで切り替わります。

ここがよかった!

興味深い内容だった。
こういうのめっちゃ好き!!!
聞いたことがないものばかりでおもしろかった。
おもしろかったし、アイディアも良いと思った。

こうしたらよかった!

もうちょっとお話系にするといい。
怖い演出、BGMを足すと、もっとリアリティがあって良いと思った。

メンター

ちょっと著作権的にNGな内容でしたので表彰の対象外となりましたが、おもしろい試みでした。

結果発表!

コンテストの受賞者は「リミックス賞」1名、「特別賞」3名、「最優秀賞1名」となりました。

結果発表を例によってプログラムにしたので、緑の旗をクリック(タップ)し、止まったら再クリックしてくださいね。

リミックス賞(1名)

リミックス賞は、ノミネートが2作品で、次の作品が選ばれました。

No.8 うさぎをつかまえろ!

テキストの惑星キャッチゲームを新しくプログラムし直しただけでなく、最初にルール説明をていねいにしている部分が評価されました。

特別賞(アイディアがよかったで賞)

特別賞は今回、3名でした。一つ目は「アイディアがよかったで賞」です。

No.2 さルフィかに合戦

さるかに合戦という昔話をモチーフにしたところが評価されました。

「どんなゲームを作ればいいかわからない」という人にはいいヒントになるのではないでしょうか?

特別賞(妙にハマるで賞)

二つ目の特別賞は、審査員のみならず、プログラミング教室の子たちも「妙にハマる」ことの多かった作品が「みょうにハマるで賞」を受賞しました。

No.10 スロット

単純なゲームですが、思うように行かないのが逆に何度もプレイしたくなる理由の一つでした。

ゲームに夢中にさせるためのヒントがありそうですね

特別賞(テクニックが光ったで賞)

最後の特別賞は、Scratchの機能をよく使えたこちらの作品が受賞しました。

No.9 カービィねこ

Scratchのキャラクターを変化させるプログラムを、ただただ面白がるだけではなく、ゲームの要素として取り込んだ点が評価されました。

大きくなればゲームが難しくなるというのが、ゲーム性が高いという評価でした。

最優秀賞

最優秀賞は審査員の得点合計平均が最も高かった作品に与えられます。

最優秀賞は・・・

No.4 ひよこの大冒険

ひよこの大冒険でした!

シンプルなシューティングゲームですが、キャラクターがアイテムをとったり、攻撃を喰らうとひよこが言葉を発したり、かわいいキャラクターを活かしつつキチンとしたゲームになっていたところが評価されていました。

おめでとうございます!!

表彰式

表彰式は3/11に鳥羽見コミュニティセンターの会議室を使って実施しました。

表彰式の前には、参加した子は自分の口で、自分の作品をプレイしながら紹介してもらい、工夫したところなどをアピールしてもらいました。

自分でクリアできてガッツポーズ笑

最優秀賞の受賞者が残念ながら当日の体調不良で不参加となりましたが、出席者には賞状と副賞の授与を行いました。

ちゃんとした表彰式をやってます

また、表彰式の後は「タイピングバトル」を実施しました。

寺子屋のプログラミング参加者は学年がいろいろ、経験もいろいろなので、ハンデを設定してトーナメント戦を実施し、優勝者にはステキな景品も出しました。

できるだけ実力の近い子同士とやるので、意外(?)と盛り上がりよかったです

総評

今回はショートアニメコンテストのすぐあとに始まったコンテストでしたので、そこまで時間をかけられない作品が多いかなと思いましたが、それぞれ自分の出来るプログラムを頑張って作ってくれておりました。

コンテスト終了から発表(表彰式も)までずいぶん時間がかかってしまったので申し訳なかったですが、すでに次回作を準備している子もおりますので、コンテスト2025も楽しみにしてほしいですね。

そして、今年のコンテストには、今まで参加してなかった子にも、ぜひぜひエントリーしてほしいですね!

  • この記事を書いた人

メンター 田中聖斗

名古屋市守山区で『鳥羽見寺子屋』を主宰。子どもたちに寄りそうことを重視し、塾に行けない・行きたくない子・どんな子でも受け入れて学習指導をしています。 2024年からMOGU-teの経営を引き継ぎ、2階で寺子屋もやっている、作家です。教材を作ったりもしています。

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