寺子屋の学び

絵で解く算数はじめました

先週の土曜日、初めての取り組みとして、「文章題強化プログラム~絵で解く算数~」というのをやりました。

算数の文章題は、多くの子がつまずく問題で、特に小4あたりからグッと難しくなり、キライになる子も増えるものです。

ですが、これを乗り切れないで、そのままなんとなく中学に上がっても、数学はおろか、ほかの教科でも文章問題に苦戦するのは目に見えています。

そういった想いもあって、文章題強化プログラムをやることにしたわけです。

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しかしいざ、実際にやってみると、これが大変💦

当然のことながら、文章題が得意という子ではない子たちなので、学年レベルを2つ落とした問題でも、文章で長々と書かれていると、何を問われているかがまったくわからない。

もちろん、絵にする習慣もないので、出てきた数字を適当に組み合わせて、とんでもない計算結果を自信を持って答えだと言い張るなんて当たり前です。

とにかく、「絵にしてみよう」とは言うのですが、そもそも「絵にして考える」という指導がされていないので、まずそこから。

そもそも、絵に描く習慣があれば、あとは計算力があれば、文章題って実はそこまで難しくないんです。

でも、絵に描けないから、苦戦するんですよね。

この指導が結構大変でした。

次回はもう少しうまく出来るとは思いますが、これに懲りて「もうやらない!」とならないことを祈るばかりです。

 

ちなみに実際に、どういった感じだったか。

たとえばこちら、

アライグマのラクーンは栗が好きなので、朝、昼、夜にそれぞれ4つの栗を食べます。1個のいが栗には必ず7つの栗が入っています。それでは1週間でラクーンは何個のいが栗を食べることになるでしょうか。

小3レベルの問題ですが、文章が長く、どれがどれのことを言っているのかを正確につかめないと、朝昼夜で3回×4つの栗×7つの栗×7日間とある数字を組み合わせて、答えを588個などと言い出します。

あくまでも「いが栗の中の7つ」の方を問われているのに、それが読み解けないのです。

ですから、それを絵に落とし込めば、朝昼夜に食べる栗は、7つ入ったいが栗の中にあることがわかるので、それを、朝・昼・夜と、4つずつ食べるんだということが、把握しやすくなりますよね。

でもそれが、すぐには出来ないのです。

出来ないから、やらないから、解けません。

学校では次へ次へと単元が進んでしまうので、実は読み解くことが出来ていなくても、答えがあっていれば先に進めてしまいます。

適当に計算しても、答えを見ても、合っていればそれでOKになってしまっているのです。

当然のことながらこれは、考えて出しているわけではないので、実力にはなりません。

かといってそれは「こうしなさい!」と言ってできるものでもありません。自分の頭の中で考えられるようになるまでは、問われていることをイメージ化する作業を、手で使う、つまり絵を描くことで整理できることを身をもって学ばないといけません。

それが自在にできるようになれば、絵に描かなくても解けるようになります。

でも底をすっ飛ばして解こうとしてしまうから、解けない・・・すっ飛ばして解きたいという気持ちがあるからなんですが、そこをなんとか、継続的にチャレンジしてもらって改善してもらえたらな、と本当に思います。

  • この記事を書いた人

メンター 田中聖斗

名古屋市守山区で地域の学び舎『鳥羽見寺子屋』を主宰。塾に行けない・行きたくない子の学習指導や、子どもたちの学びを促す特別授業をやっています。子どもたちに寄りそうことを重視し、どんな子でも受け入れています。作家・企画屋・家庭教育アドバイザーです。花粉症の舌禍免疫中のため、現在は年中メガネです。

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