明日は二学期の終業式。
ということで、子どもたちがいろいろ持って帰ってくる時期ですね。
今日は学校から直接寺子屋に来ている子が、「小テストが一気に返ってきた」ということで見せてくれましたが、100点のオンパレード!
一気に返してくれる先生だからというのもありますが、小テストとはいえ、なかなか壮観です。
まぁ、子どもっていい点の時しか見せてくれなかったりしますけど笑、それでも勉強に対してネガティブにとらえずにポジティブに受け入れてくれている証拠なのでそこはしっかりと褒めてあげましょう。
実際、「ここがわからんかったから教えて」とか「テストがあるからプリントやっておきたい」とか、そういうことをやってきた結果がこれですからね。
「できない」を放置させない重要性
こういう子って結局、なんだかんだ言って「できない」を放置していないんですよね。
鳥羽見寺子屋では、そういう子どもの気持ちを応援してあげるから、結果的に良い点とるだけで(応援するだけじゃないですけどね!)。
寺子屋はゴリゴリの進学塾とは違って「とにかく点数!」という感じの所ではなく、子どもたちが、「できない」ものを「できる」ようになっていくのをお手伝いする場所です。
ですから、「ここが自信ない」「もう少し練習しておきたい」という子には、その気持ちをムダにさせないよう、本人が納得できるまでプリントをやらせたりしているのですけど、それを自分からやる子は伸びるし、やらされないとやらない子は伸びません。これは塾とかでも同じです。
勉強は「答え」がありますから、やればやっただけ、ちゃんと結果として返ってきます。
そういう意味では、ゲームも同じですね。
(まぁ、ゲームの方が楽しいって言われちゃいますけど😅)
特に小学校のテストは、中学校と違って「できる内容」で作られていますから、できるようになるまでやる、ということができれば、いい点はとれますからね。それをやれるかどうかがカギです。
実際、他の子の話ですが、明らかについて行けてないなぁ、という子でも、コツコツプリントをやってもらったおかげで、できなかった計算ができるようになって、なんなら「この間のテストで100点とったよ!」と言ってくれるようになったりとか、そういうこともありますから、とにかく、小学生のうちに、「できない➡できる」経験をたくさんさせてあげたいですね。
小学校の勉強ができないのに、中学、高校の勉強ができるわけないですからね。
勉強は質より量?
もちろん勉強に対して、やっぱり子どもによって能力が違って、「得意な方だよな」「苦手な方だよな」というのは現実あります。
様々な要因があるので原因が一つではありませんが、勉強はできるけど美術系はダメ、美術系はいいけど勉強はダメ、美術系はいいけど工作系はダメ、みたいな形でいろんな子がいるのも事実で、それはそれとして受け入れて、本人のいいところは大事にしてもらいつつ、でも、学校のレベルの勉強は「できない」ままにしないで「できる」を増やす、というのが寺子屋の方針です。
勉強でつまずいてイヤな想いをするとか、勉強が理由で叶えられないことがある、とかにはなってほしくないですからね。
だから、中高生たちは、小学校の頃と違って「100点がとれないテスト」に「テスト嫌だ~」と言いつつも、やらないと困ることはやろうと頑張ってくれています笑。
「勉強は量より質」、なんて言葉もありますけど、実際は、「量があって質」だと思います。
質を高めたところで、2倍3倍になるわけではないですからね。いって、1.1倍とか、1.2倍とか、そんな感じでしょう。
だから、なにはともあれ、勉強し続けること。
できないことを放っておかないこと。
それがまず、良い点とるための第一歩です。
そもそもテストって、「できるかどうか」を調べるためのテストですからね。
「できない」を放置して点数が上がるはずはありません。
こういうのって、寺子屋とか、塾とかが伝えたところで、本人に届かないこともあります。
おうちでも、そこをどれだけ子どもに伝えられるか?
それを「点数」だけで語るのではなく、「気持ち」や「行動」にフォーカスしてお子さんに話ができるか?
明日は中高生の通知表が返って来る日ですが、数字についていろいろいいたい気持ちは抑えて笑、学ぶ姿勢、ひいては「生きる姿勢」について話ができるとよいですね。