さて、中3の公立高校受験も一段落し、土曜日に特別授業が帰ってきました。
今日は、ゲームセンターで人気の「エアホッケー(&ホワイトボード)」作り。
もちろん、2時間という枠の中ですから、本物のエアホッケーのように下から「エアー」でパックをホバリングさせるなんてことはできません。
とはいえ、あの楽しさを家でも再現できたら・・・ということで、身近なものを使って、家庭でも使いやすいサイズ感で、しかも「遊び終わってからも使える」ようにホワイトボードにもなる、(エアーじゃない)エアホッケーを作ります。
1名キャンセルとなりましたので参加者は5名でした。
持って来てもらったのは道具の他、パックとマレット(パックを弾くやつ)を作るための、YBCチップスターのフタ3枚(3枚以上持って来た子もいましたが)。
このために「三日連続チップスターを食べた」と子どもたちからすると一挙両得な話も聞けました笑。
材質が「紙」ならグルーガン!
今回はグルーガンを使った作業がありました。
寺子屋では何度も出番のあるグルーガン。子どもたちも使うの大好きです。今回は持参組もおりましたので、ちょうど人数分使わせることができました。
チップスターのフタをパックやマレットにする作業ですが、ガンガンぶつけるものですから、強度も上がるグルーガンは必須です。
グルーガン(ホットメルト)は、結構昔からある道具ですが、今やamazonの段ボールののり付けにも使われているくらいメジャーな接着剤です。最近はアクセサリーや小物を作ったり、DIYする人も多く、女性でもグルーガンを使う機会は多いと思います。
グルーガンは熱でロウのような物質(エチレン酢酸ビニル等)を溶かすというシンプルな構造で、百均で買えるものでも充分使えます。
水に強くすぐに固まるという性質があるので、おうちに一台あると、お子様の工作(特に夏休みの)などがとてもはかどるのでオススメです。グルーガンは表面がツルツルのガラスや金属などへの定着は期待できませんが、小学生の工作でよく使われる材料である「紙」や「木」「毛糸」などとグルーガンとの相性がとてもよく、普通のボンドと違ってすぐ固まるためです。
自由度が高いので、より創造的な工作がしやすくもなり、次々と拡大していくピタゴラスイッチ的な装置を作るのにも大活躍します。
工作的な話とは別ですが、今の子は「ロウソク」になじみがないので、水と違う「融点(凝固点)」を持つ物質の扱いに慣れておくと、理科の「状態変化」の単元の理解がとてもスムーズにできます。
「のりパネ」に苦戦!
ホッケーのリンクは、「のりパネ」と「PPシート」を使います。
「のりパネ」は、発泡スチロールのようなポリスチレン(PS)のパネルの片面にのりがついているものですね。
これに「PPシート(ポリプロピレン)」を貼って、リンクにする作業です。
貼る方で苦戦するかなと思ったら、のりパネを切る方に苦戦してました!
長辺は50cm以上あり、厚さも5mmあります。
小学生からするとサイズもかなり大きく、普通の工作で5mm厚のものを切る機会もないですし、さらにカッターの刃にのりがついて来るので、スムーズに切るのが難しそうな子もいました。もちろん、ケガがないように見ながらやりました。
昔はPSボードなんて広告用でしか手に入りませんでしたが、今はこういう便利なものが安く手に入るので、いい時代になったものです。
完成!
PPシートを貼り合わせ、リンクの壁も作ったら完成です。
後はめいめい、自分の好きなようにゴール幅にしたり、障害物を置いたり、ホッケーのリンクのような線を描いたりしました。
もちろん、プレイ可能なので、時間があまった子は対戦していました。
それにしても子どもは発想が自由ですね。
ゴールの大きさが違うように作って、どっちを選ぶかまで勝負なんて・・・。
なお、このリンクは表面がツルツルしており、ホッケーとして使わなくなったらホワイトボードにも使えますので(線は油性マジックなのでアルコールで消えます)、これまた一挙両得な工作でした。
サイズが大きくて自転車で来てた子は持ち帰りが大変という欠点はありましたが汗、終始楽しく、全員最後まで作り切れたのでよかったです。
今月はあと一回、3/26土の15:00~16:50に開催します。
枠に空きがありますので、よければご参加ください!