鳥羽見寺子屋で毎週月曜17:00に開講している、
「英文法基礎クラス」
これまでは書き方やフォニックス的発音などを学んできましたが、
いよいよ本格的に「英文法」に入りました。
・・・といっても、たまたま(?)参加者が全員小6ということで、
中学生のようにどんどん進むというよりは、
少しずつ、着実に理解を深めていってもらうようにしています。
今回のテーマは「名詞」。
学校では、小中合わせても、英語の時間で
「名詞」という概念だけで授業に時間をガッツリ割くことはありません。
ですが、名詞一つとってみても、
日本語と英語は根本的に違いますよね。
よく言われるのが、
「a」や「-s」をつける「可算名詞」
数えられない「不可算名詞」
冠詞も付かない「固有名詞」
などですね。
日本語ではそれらを意識せず使っていますし、
その概念を学ぶ必要もありません。
ですが、英語は根本的にそこが理解できないと、
英文の理解もできないし、
正しい表現もできないし、
正しく聞き取ることもできません。
だから寺子屋の英文法クラスでは、
ただただ文法を
「おぼえさせる」
「演習させる」
というのではなく、
「根本的に、何が違うのか」
「どういう時に、使い分けるのか」
「なんで、こんな風になっているのか」
日本と英語圏の文化や歴史的な背景も交えて説明しています。
こういう背景を知らずに
ただただ丸暗記しても、「表現」として使う事は不可能です。
「名詞」の数の概念の大切さがわからないですからね。
「小学生にそんなこと理解できるの?」
という疑問が湧くかもしれないですが、
意外と逆に、学校だとそういうことを教えてもらう機会もないため、
子どもたちも興味深く聞いてくれています。
松尾芭蕉の
「古池や 蛙飛び込む 水の音」
の「蛙」が、
一匹の「a frog」なのか
複数の「frogs」なのか、
訳者によって翻訳が異なる話なんかも、食いつきがよかったですね。
そうなんですよね、
英語を学ぶ楽しさの一つとして、
文化の「違い」を知る楽しみもありますからね。
今の小学生は、英語が義務化されているため、
学校で英語の文をなんとなく聞いているぶん、
「そういうことだったのか!」
と、その辺をスムーズに理解してもらえるのが助かりますね。
とはいえまだまだ小学生。
アルファベットの書き方も甘く、
まだまだ読みは「a」の部分などが
ローマ字読みになったりすることもありますが、
「t」や「p」の音が子音だけで言えたりするのも、
今の学校の英語教育が下地にあるからスムーズに入っているのだと思います。
中学に入ると授業は英語前提で進められ、
そういった文化的背景に触れることもなくなるのですが、
それだと余計、文法が頭に入りづらくなるんですけどねぇ・・・。
そういう意味で、小6からの英文法はオススメです。
(まだ2名、席がありますよ!)