新年度が始まりましたので、4/17月より、小学校高学年(6年生メイン)向けに、英文法クラスを新規開講します!
学習指導要領の改訂により、小学校で英語を必修化し、「小学校で英語を教えているから」ということで、中学校の英語は従来からかなり難しくなっています。
詳しいことは下記のページにまとめております!
こちらもCHECK
-
中学英語が"3倍"難しくなっているので、対策必須です!
2021年度から、『学習指導要領』の全面改定により、中学英語が格段に難しくなりました。実際の新旧教科書を比較しながら、何が大変で、どんな対策が必要かをまとめました。
続きを見る
現在の英語の授業は、昔と比べて、おぼえる単語数は約2倍で、学習ペースは3倍になっています。
当然、ついていけない子がかなり多く、というか、ついて行ける子は、
- もともと勉強ができる
- 小学校の頃から英語教室に通っている
くらいといっても言いすぎではないくらい難しくなっています。
実際の中学の定期テスト成績は?
実際、英語の定期テスト成績はどのようになっているか?
中学校で出された、10点ごとの人数分布表を見るとわかりやすいです。
通常は、このように真ん中あたりに人数が多くなるわけですが、英語が難しくなってからは、以下のような分布になることが増えました。
得点のバラツキが激しいですね。
これは、中1の2学期に行われた、中間テストの英語のテストの人数分布ですが、中学に入って半年も経っていないのに、半数以上が50点以下で、最も人数が多いのが10~19点ということです。
もう一度言いますが、
中1の2学期ですよ!?
親御さんたちが中学校の頃だと、やっと文らしい文が出始めたぐらいの時期です。
そんな時期に、半数以上の子が50点以下なんです!
中3になるとどうなる!?
ちなみに、同じ年の同じタイミングの中3の英語はどうなっていたかというと、
受験生なのにもっとひどい。
これから受験本番という状況なのに、80~100点に10人もおらず、10点台が全体の約2割もいるのです(50点以下は全体の73%)。
それだけ、英語が超難化しているのです
ちなみに、全教科そうなのかというと、もちろんそんなことはありません。
あきらかに、英語だけが異常なのです。
これでは英語を頑張る気が失せますね…
中学の英語は対策0だとかなり苦しい
このような状況なので、特に英語は、学校の授業を受けているだけで成績が上がるのは難しいというのがわかっていただけると思います。
今の英語の授業は、単語の量も従来より多く、文法の学習ペースも早い上、日本語を使わずにオールイングリッシュで授業をするようになりました。
今までは「なんとなく」わかっていたことも、あやふやなままでおぼえてしまい、テストでそれをアウトプットすることができないのです。
あやふやでもおぼえているならいいですが、この分布通り、多くの子にとっては、全然頭に入っていない、ということもあるわけです。
その結果、結構な数の子が英語の成績を、昔よりも伸ばせなくなりました。
英語ができるようにするための改革のハズなんですが…
英語は言語なので、日本語と同じく、「単語」はもちろん、「文法」をせめて感覚的にでもわかっていないと、理解するのは難しいです。
しかし、中学校は文法をしっかり教える時間はない。
英語が難しくなったのに、時間数は変わらないからです。
むしろ、ペースが早いだけに、よくわからないまま、多くの子が取り残されてしまうわけです。
小学校の英語と違いすぎて、ついていけないのです
だから、今やどこの塾でも「英語が全然わからない!」という子であふれているそうです。
小学生から文法を学ぶ意味はある?
昔は、英語を始めるのは中学からだから、そこから勉強すればいいや、というものでしたが、今や、中学に入った時点で、「英語を教えられている」前提で授業が進む時代です。
学校の先生も鬼ではありませんので、なんとかわかってもらおうと努力してますが、なにぶん、教科書がハイペースな作りで、それをやらなきゃいけない以上、ついていけない子に合わせることはできません。
学校の先生にもジレンマがあるんですね
英語は数学と同じ「積み重ね教科」で、基礎を理解していないと、それ以降は何もわからないという状態が発生しやすい教科です。
つまり、
どれだけ積み重ねられるか?
が、大事です。
しかし、お話ししたように、学校では英語が難しくなった分の埋め合わせをする時間はありません。
子どもたちもついていくのに精一杯です(そして半数以上の子はついていけません)。
ではどうするか?
小学校から英語のルール、つまり英文法を学ぶしかないのです。
断言しすぎな気もしますが…
そもそも、日本語と英語は、文法ルールがまったく違う言語です。
文法ルール違うからこそ、文法を学ばないと、たとえば「be動詞と一般動詞」の違いを理解しないのに、文が書けるわけがないのです。
ちなみに、韓国語は日本語と同じ系統の文法なので、「~です」は「~ニダ」と置き換えできます。
しかし、英語は文の内容によって、たとえば「~です」が、be動詞(私は○○です)になったり、一般動詞(私は××が好きです)になったりするので、日本語で考えたら混乱するのです。
小学校から少しずつ英文法(と単語)を学ぼう!
鳥羽見寺子屋では、その点もふまえて、昨年度から、小学校高学年を対象に、日本語と英語の文法的な違いを理解することを重視しながら英文法を学ぶ「小学英文法」クラスをやっています。
現在、1年弱をかけて、1期生が「英語における文のルール」「be動詞と一般動詞の違い」を理解してくれたところです。
もちろん、週1で1年程度なので、常にカンペキに問題を解けるわけではありませんが、それでも、どういう時がbe動詞で、どういう時が一般動詞かという違いで混乱することはありません。
それが大事です。
そもそも、
今の時代、自動翻訳はどんどん正確になっており、
「英語を学ぶ意義」
すら見失いがちな世の中ですが、
外国語を学ぶということは、言葉だけじゃなく、その言葉が生まれた歴史的・文化的背景を理解する、ということです。
ですから、英語のテストのためだけでなく、
日本語と英語の文法の違いから、文化的・歴史的背景などにも理解を深めていってもらっています。
地球の裏側で生まれた言葉だから、と何度も伝えています
こういうことを理解しない限り、英語は入ってきませんし、
そもそも、他の国の言語を理解するということは、他の国の文化や考え方を理解すること、ひいては、人としての成長につながることです。
自分さえよければいい、では争いばかりになりますからね
ですから、中学に入って英語が嫌いになる前に、ぜひとも、文法を学びながら、人としても成長していってもらえたらな、と思い、小学生向けの英文法クラスを実施しています。
中学生に同じことをやろうとしても、学校で「英語嫌い」にさせられるので中々入らないのです…
小学英文法クラスについて
小学英文法クラスは、毎週月曜17:00~17:50に開催し、通年授業ですので、最初に申し込みいただければ、以降の予約は不要です。
お休みをされる場合は、授業動画(とあれば宿題)を共有いたします。
そのため、お休みしても料金は発生します
参加できるのは小学校高学年からで、メインは小6です。
人数は少人数制で、自由に質問したりできるような授業形式です。
「とにかく先に進める」よりも、「理解してもらう」ための授業なので、わからない子がいたら教え合ったりしても全然OKです。
「授業」ですが、この辺は塾と違う寺子屋らしいところです
利用料は寺子屋利用料と同じです。
必要なテキストは1冊1500円で、3~4年(予定)で3冊使います。
2022年度まで使っていたテキストから変わったので、合計金額が+500円となりますが、最新の学習指導要領に対応した、わかりやすいテキストです。
英文法だけじゃなく、英単語もテストするため、あわせて、英和・和英辞典にもなる小学生向け英単語帳、『小学英単語800』をお持ちでない方は購入していただきます(宿題や自習にも役立ちます)。
〔持ち物〕筆記用具(赤ペン・マーカーペンも)、テキスト、小学英単語800
もろもろの料金は通常の寺子屋と同じく翌月払いです
なお、申込される場合は、以下のページから申込をお願いします。
-
英語クラスの予約受付ページ - 鳥羽見寺子屋
鳥羽見寺子屋の英語コース(通年)は、 英語クラス(Let's talk English) 発音・英会話主体のコース(小学生向け) 中級クラス: 月曜16:00~16:50(空なし) 木曜15
toribami.terakoya.nagoya